『自分が良ければ、周りの人はどうでもいい』とでも言うかのように、明らかに周りに迷惑をかけるようなマナー違反をする人がいますよね。
今回は、そんなマナー違反をする人が映画館で退治された、というスカッとする話を知人から教えてもらったのでご紹介します。

映画館でマナーの悪い客が

先日友人と映画館へ行ったときのことです。

上映開始までまだ10分くらいあったので、購入した軽食とドリンクを楽しみながら待っていました。そのとき隣に座っていた若いカップルが、「ぎゃははは!」と大声で騒いでいました。
上映前ですし、大声くらいならまだいいかなと思えるのですが……。

見ているだけでイライラ

カップルの男性がガサガサとせわしなく動いていて、さらにその足がガンガン前の座席に当たっているのです。

『前の座席を蹴ってはいけない』なんて、誰でも知っています。
大声でしゃべりながら前の席を蹴り続けるマナーの悪い様子は、見ているだけでも不快に思うものでした。

さらに、おそらく前の座席は年配の女性のよう。
『きっと屈強な男性ならこんなことはしないくせに!』と勝手に想像してまたイライラしていました。

そのとき、年配の女性がとうとう我慢できなくなったのか、うしろを振り返りました。

振り返った年配の女性がひと言

振り返った年配の女性は、ひと言
「ぼく、ごめんね。座席蹴るとおばあちゃん困るの。蹴るの、やめられるかな?」
とまるで幼児に言うような言い方で注意したのです。

あまりに予想外なセリフに男性も呆然。

恥ずかしそうな男性にスカッ!

私たちは思わず笑いが込み上げてきて、周りの人たちも同じだったようでクスクス笑う声が聞こえました。

恥ずかしかったのか男性は「っす」と小さな声で返事をし、女性は「ありがとうね」とにっこり。

男性はそのあと、おとなしくポップコーンを食べていました。

まとめ

マナーの悪い人への注意の仕方って難しいですし、勇気がいりますよね。年配の女性が幼児に話すような言葉を使ったのは、本気なのかワザとなのかわかりませんが、どちらにしても年長者ならではのスマートでステキな方法だなと思いました。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:橘るい