捨て犬や捨て猫と遭遇したとき、「なんとかしてあげたい」と思うものの、実際にお世話をするのは大変なことですよね。それが子どもなら、なおさらのことでしょう。
今回ご紹介するのは、捨て犬を拾ってきたAさんの息子さんのエピソードです。姑から「汚い、捨ててきなさい」と言われても、息子さんが一生懸命お世話した結果──?!

拾ってきた犬を毛嫌いする姑に息子が立ち向かう!

それから3日後のこと。野菜をおすそ分けにやって来た姑は、犬を見るなり「まぁ、汚い犬だね。毛並みもきったない...... 本気で飼うつもり?」と顔をしかめました。すると息子は「うっさいなぁ、別にいいだろ?」と言い返しました。

それでも姑は「元いたところに捨ててきなさいよ」と、息子に迫るものの、息子も負けずに「嫌だよ! 僕が育てる!」と宣言。

その後、宣言通りに犬散を散歩に連れて行ったり、お年玉からエサ台を捻出したりするなど、しっかりと面倒をみていました。
すると犬は散歩で誰かとすれ違っても、全然吠えなくなったのです。

そして、3か月後......
犬の表情は柔らかくなり、毛並みもツヤツヤに!

すっかり見違えるようになった犬を見た姑は「その犬と一緒に散歩したいな〜」と態度が一変。
しかし息子は「やーだよ! おばあちゃんになんか大切なマルをあげるもんか!」と言い返し、姑はショックを受けていました。息子は、以前姑に言われたことが許せなかったようです。

本人に悪気はなくても、つい思ったことをそのまま口にしてしまうことで、子どもの純粋な気持ちを傷つけてしまうことがあるので注意したいですね...... 。
息子さんの犬に対する愛情によって、見違えるほどツヤツヤになって良かったですね。これからも愛犬と楽しい日々が過ごせますように!

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※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

Illustrator:中谷 茜
ltnライター:サンマ雲