4回1死一、二塁で…ノイジーのライナーを背面ダイブ→二塁で併殺

■阪神 1ー1 巨人(16日・甲子園)

 巨人の29歳・吉川尚輝内野手の好守がピンチを救った。16日に甲子園で行われた阪神戦に「8番・二塁」で出場。4回に後ろ向きに飛び込む捕球で併殺を完成させた。SNSでは「敵ながらうますぎる なんじゃこりゃ」とコメントが寄せられた。

 1-0の4回1死一、二塁のピンチだった。6番・ノイジーの打球は右方向へ力のないライナーで飛んだ。吉川は後ろ向きに追い、最後は飛び込んでキャッチ。二走の森下は戻れず、併殺となった。

 中京学院大から2016年ドラフト1位で巨人に入団。未だゴールデン・グラブ賞こそ受賞していないが、セイバーメトリクスの指標を用いて分析などを行う株式会社DELTAのデータによると、昨季UZRは12球団の二塁で断トツだった。

 DAZNの公式X(旧ツイッター)が好守の動画をアップすると、ファンも驚き。「これが金を稼げるプレー」「守備だけでお金が取れる男」と大絶賛だった。(Full-Count編集部 データ提供:DELTA)

データ提供:DELTA
 2011年設立。セイバーメトリクスを用いた分析を得意とするアナリストによる組織。書籍『プロ野球を統計学と客観分析で考える デルタ・ベースボール・リポート1〜3』(水曜社刊)、電子書籍『セイバーメトリクス・マガジン1・2』(DELTA刊)、メールマガジン『1.02 Weekly Report』などを通じ野球界への提言を行っている。集計・算出した守備指標UZRや総合評価指標WARなどのスタッツ、アナリストによる分析記事を公開する『1.02 Essence of Baseball』も運営する。