ライブリーの口座開設を手伝い「彼ら無しでは生きていけない」

 ドジャース・大谷翔平投手の元通訳で、銀行詐欺などの疑いで訴追された水原一平容疑者は、日本でも口座開設を手伝っていたと米スポーツ局「ESPN」が伝えている。元日本ハムのミッチ・ライブリー投手は「彼は僕にとって、日本での命綱だった」と振り返っている。

 水原容疑者は大谷の通訳を務める前の2012年から日本ハムの助っ人の通訳を務め、ブランドン・レアード内野手や現レッドソックスのクリス・マーティン投手らを担当していた。同局によると、選手たちが日本に到着する前に、就労ビザの手配などもしたという。

 それだけではなく、水原容疑者はライブリーを日本の銀行に連れていき、日本ハムからの給与が預金される口座開設を手伝ったことも。ライブリーも「通訳は、事実上自分の延長線上と呼べる存在。(通訳なしでは)意思疎通を図る手段がないし、事務手続きをする手段もない」と明かしていた。

 水原容疑者は大谷の口座に勝手にアクセスし、違法ブックメーカーに送金したとされている。ライブリーは「彼ら無しでは生きていけないよ。球団に雇われている人ではなく、僕は彼らを友人としてみていたんだ」と今回の騒動には驚いている様子だった。(Full-Count編集部)