32歳の中日・岡田俊哉は2軍で4登板、防御率1.29の安定感

 右大腿骨骨折の大怪我から復活を目指す中日の育成左腕・岡田俊哉投手が15日のウエスタン・リーグ広島戦(ナゴヤ球場)で5回無失点と好投し、復帰後初勝利をあげた。支配下復帰へ奮闘する32歳に「早く背番号21見たいです」「さすがの投球」とファンは声を寄せている。

 岡田はこの試合で5回67球を投げて、3安打4奪三振無失点。ファーム4度目の登板で初勝利を挙げた。ここまでの安定感がすごい。4登板で計14回を投げて自責2。防御率1.29で10奪三振、無四球、WHIP0.86の安定感だ。

 智弁和歌山高から2009年ドラフト1位で中日に入団。2022年までに350登板で19勝、62ホールド。2017年には野球日本代表「侍ジャパン」の一員としてWBCに出場した。

 悲劇が起きたのは昨年2月22日の楽天との練習試合。投球の際に足をひねって転倒すると、そのまま起き上がることができず、救急車で搬送された。救急車に乗せられる際も「痛い!」と悲鳴を上げて動くことができなかった。

 昨年オフに育成契約となり、背番号は21から210に。懸命なリハビリが実を結び、支配下復帰へ着実に歩を進めている。SNSには「泣ける」「1軍で待ってます」「さすがの投球」「凄い!」「早く1軍で見たい」「素晴らしい精神力」とコメントが並ぶ。左腕の今後の投球に注目だ。(Full-Count編集部)