◇メジャー第2戦◇全米プロゴルフ選手権 初日(16日)◇バルハラGC(ケンタッキー州)◇7609yd(パー71)

タイガー・ウッズがバルハラに帰ってきた。今から24年前の本大会でのウッズの優勝が記憶に残っているファンの方も多いに違いない。当地を攻略するバッグの中をのぞいてみよう。

直近大会の「マスターズ」から変更点はなし。1W、3Wはテーラーメイドの「Qi10」を投入して久しい。ウッズは昨年末に新しいヘッドをテストし、低スピンモデルの「Qi10 LS」を気に入っていた。スライドウエイトをヒール側にずらし、ドローバイアスのポジションにしている。

シャフトはQi10に替えたタイミングで、ジャスティン・トーマスの影響からグラファイトデザイン ツアーAD VFを挿すようになった。3Wもより操作性の高い「Qi10 TOUR」を選び、ロフトを立てて13.5度にした模様。「M3」の5Wはもはや“永久シード選手”か。

アイアンは3番に2023年モデルの「P770」を入れ、やさしいヘッドをチョイス。4番以降は「P7TW」を継続している。ウェッジに変更点がひとつ。56、60度のラインアップは変わらないが、今週から56度をMG3に(60度はMG4のまま)変更していた。パターは安定のスコッティキャメロン「ニューポート2 GSS」。

初日、大勢のギャラリーを引き連れたウッズは「72」で回り、1オーバー82位タイと出遅れた。バルハラに詰めかけたファンは2日目の巻き返しを待ち望んでいる。

<タイガー・ウッズの14本>

ドライバー:テーラーメイド Qi10 LS(10.5度)

シャフト:グラファイトデザイン Tour AD VF(重さ60g台、硬さX)

フェアウェイウッド:テーラーメイド Qi10 TOUR(3番15度)、テーラーメイド M3(5番19度)

シャフト:グラファイトデザイン Tour AD VF(70g台、X)、三菱ケミカル ディアマナD+(80g台、TX)

アイアン:テーラーメイド P770(3番)、テーラーメイド P7TW(4番〜PW)

シャフト:ダイナミックゴールド ツアーイシュー(X100)

ウェッジ:テーラーメイド MG3 TW11(56度)、テーラーメイド MG4 TW12(60度)

シャフト:ダイナミックゴールド ツアーイシュー(S400)

パター:スコッティキャメロン ニューポート2 GSSプロトタイプ

ボール:ブリヂストン TOUR B X