冠山峠道路の開通を記念し、国道417号沿いにある岐阜県池田町と福井県・池田町の温泉施設3施設は15日、スタンプラリー「池田美肌湯道楽2024」を始めた。3施設で入浴してスタンプを集めると、先着417人に施設に関連した粗品などが入った「いけぶくろ」をプレゼントする。8月31日まで。

 スタンプラリーに参加したのは、岐阜県・池田町の「天然温泉 湯元湯華(ゆげ)の郷」と「池田温泉 本館・新館」、福井県・池田町の「渓流温泉 冠荘」の3施設。専用の台紙にスタンプを押して三つ全部集めると、各温泉の源泉で洗って清めた5円玉のほか、各施設にちなんだ粗品が贈られる。

 昨年11月の同道路開通で両町は約1時間短縮され、車で1時間半ほどで行き来できるようになった。3施設の温泉は肌に優しく、すべすべした泉質が似ている共通点があることから、交流人口の増加に向けて初めてスタンプラリーを企画した。

 冠荘支配人の丸山裕史さんは「3月に入ってから、岐阜県からの来場者が増えている。これからも連携をさらに深めていきたい」と述べ、湯華の郷おかみの澤田由美子さんは「人の動きが変わってきたと感じる。池田町の縁で各施設を巡り、温泉でのんびり過ごしてもらえたら」、池田温泉総支配人の日比良幸さんも「自然の中で癒やされてほしい」と魅力をPRした。