まだまだジョブズのお宝は眠ってそうですね。
スティーブ・ジョブズが亡くなったのはもう10年以上前ですが、今でもジョブズの功績と名前はずっと残ってます。ジョブズのサイン入りグッズはいろいろオークションにかけられていて、サインが入ったApple(アップル)創業当初の名刺は、オークションで18万1183ドル(約2700万円)で売れています。ジョブズの存在は、テック界に今でも大きな影響を与えています。
このサイン入り名刺はおそらく1983年ごろのもので、RRオークション社が主催した「スティーブ・ジョブズとアップルコンピューターの革命」というオークションに出されていた6つのアイテムのうちの1つです。この名刺はジョブズに関連するアイテムの中で最も高額で、ジョブズの実際のサインだと認証された5枚の名刺のうちの1枚となっています。
今でもジョブズのファンは健在
RRオークションのBobby Livingston氏は、「スティーブ・ジョブズがサインしたAppleの名刺が18万ドル以上で売れたことは、サイン入り名刺の新たなスタンダードを作ったことになります。これはジョブズという名の永遠なる遺産と、Appleが現代に与えた深い影響の証です」とプレスリリースで述べています。売却価格という点においては、名刺に続いて1976年にジョブズがサインした小切手が2番目の高額、17万6850ドル(約2600万円)で落札されています。
ジョブズが手書きで住所を書いた小切手
小切手は、Appleの創業の2週間前の1976年3月19日に作成されたもので、当時Appleは会社の小切手をまだ持っていない状態でした。なのでジョブズは小切手の左上に会社名「Apple Computer」を手書きで書いています。小切手の住所は、会社が設立されたあの有名な「アップルガレージ」のものです。
1980年代の名刺、プロモーションポスター、そしてジョブズの署名が入ったアイテムはすべて落札されています。
ジョブズに関連するアイテムの多くはApple関係なのですが、「ん?」というランダムなものもあります。
その1つが、ジョブズが2003年に署名した『パイレーツ・オブ・カリビアン/黒ひげの呪い』の映画チケット。このジョブズが家族と映画へ行った際、普段はサインを断るジョブズでしたが、映画館で出会ったファンのチケットにサインしていたのです。このチケットは1万4653ドル(約220万円)で落札されています。
もう1つの面白いアイテムは、ジョブズがNext社のCEOだった1986年に応募者に送った雇用契約書。ジョブズは「あなたが自分が話しているように(そして私たちも期待しているように)優秀なら、あなたの給料は増えるでしょう」と書いています。ジョブズらしいですね。
では、オークションで落札されたスティーブ・ジョブズの思い出のものたちを見ていきましょう。
給与増を約束している署名入り雇用契約書
1万7706ドル(約270万円)で落札Screenshot: RR Auction
Apple創業直前のサイン入り小切手
17万6850ドル(約2680万円)で落札Screenshot: RR Auction
Apple社用のサイン入り小切手
6万6069ドル(約1000万円)で落札Screenshot: RR Auction
1983年にキーノートスピーカーを辞退したときの手紙
1万6096ドル(約240万円)で落札Screenshot: RR Auction
1980年代の名刺
1万5344ドル(約230万円)で落札Screenshot: RR Auction
『パイレーツ・オブ・カリビアン』のサイン入りチケット
1万4653ドル(約220万円)で落札Screenshot: RR Auction
Apple IIeのプロモーションポスターとポスター出荷用の筒
1,098ドル(約16万7000円)で落札Screenshot: RR Auction タンスの奥を探せ。未開封の初代iPhone、またもオークションに 未開封の初代iPhoneがLCG Auctionsに出品。落札想定価格は1500万円以上。 https://www.gizmodo.jp/2024/03/first-iphone-is-up-for-auction.html