Image: AMD

あらゆる場所に、NPU。

AMDから、NPU内蔵の組み込み向けAPU「Ryzen Embedded 8000」を発表しました。組み込み、つまりは電化製品や産業機械などを動かすためのシステムですね。

産業用マシンにもNPUがやってくる

従来のAMDの組み込み製品はRadeonによるグラフィクス処理+CPUの組み合わせが使われていましたが、「Ryzen Embedded 8000」ではXDNAアーキテクチャとAIエンジンがAIパフォーマンスを強化するとのこと。NPU搭載のAMDプロセッサーの先例としては、2024年1月に発表されたRyzen 8000Gがあります。

スペックはRyzen 8040シリーズと同等で、プロセッサー全体で39TOPS(1秒に兆回の演算)。NPUは最大16TOPSの演算が可能で、これは産業用コンピューティングでの活躍が充分に期待できる賢さです。

産業向けということで僕たちには馴染みが薄い製品ですが、工場の品質検査やオートメーションマシンなどがもっと賢くなれば、身の回りの生活にも変化が出てくるかも。IntelもNPUを推してるし、2024年はNPUの年になりそうです。

Source: AMD

PCにAIが乗ると何が便利になるの? ゴードン・ムーアはこの時代をどう思うのだろうか。2024年3月25日、インテルがQ1’24 プレスセミナーにて、これからの戦略を発表しました。簡単にまとめると、ファウンドリ(半導体を生産する工場)として世界第2位の規模を目指していくこと(首位はTSMC)、Core Ultraをビジネス向けPCにも搭載していくこと、そして生成AIに力を入れていくことです。 このうち、インテル的に特に推している要素 https://www.gizmodo.jp/2024/03/intel-ai-pc.html