守口市・門真市内を通る「大阪モノレール」は、大阪空港駅〜門真市駅(約8.9キロ)区間を延長し、5駅を新設する予定で2029年開通を目指していました。号外NET守口市・門真市エリアでも延伸工事の様子などを随時お知らせしてきました。報道によると「工事区間の地質調査で一部の地盤が想定以上に軟弱だったことが判明し、工法変更などが必要となり、開業時期が2033年までずれ込む見通し」となったことが発表されました。※2024年4月時点での報道また、門真市駅から東大阪市の瓜生堂駅(仮称)までの新駅舎や支柱建設などを含め約786億円と想定していたインフラ整備費が、物価高騰や工法変更により当初の倍近くの1,436億円まで増える見通しとなりました。約650億円増加となります。2024年4月25日に開かれた会見で大阪府の吉村知事は、「(増額分は)ほぼ大阪府と国が負担するということになると思います」と、事前の協定に基づき沿線の守口市や門真市に対して上限以上の負担を求めないことや「当然、期間内に費用も上がらずにできれば一番いいが、どうしても昨今の物価高が反映される。2029年の完成を期待する方も多くいると思うが安全な駅舎をつくるという意味で理解してもらいたい」と、地域住民や利用者への協力や理解を述べられました。2024年4月26日に発表された「大阪モノレール 2024年4月 工事進捗状況」によると、2024年4月は建築物の基礎・上屋部分の工事を実施されているそうです。門真南駅(仮称)は地上2階建て構造でOsaka Metro長堀鶴見緑地線へ乗換えが可能な新駅になる予定であったり、三井ショッピングパークららぽーと門真・三井アウトレットパーク大阪門真施設直結型のモノレール新駅も開業予定のため楽しみにされている方や、2029年の開業を踏まえたうえで引っ越しされた方もいらっしゃるのではないでしょうか。開通が予定の約4年遅れる見通しとなり少し残念ではありますが、関係者の皆さんが「安全」「安心」に利用できるよう工事方法を変更するなど、寒い日も暑い日も毎日工事に携わり、懸命に作業されていると思うので感謝の気持ちでいっぱいです。2033年の開通を楽しみに、号外NETでは今後も大阪モノレールの延伸工事の様子などを随時お知らせできればと思っています。大阪モノレールでは2024年4月11日から「クレジットカードやデビットカード等でのタッチ決済」もスタートされました。ゴールデンウイークのお出かけの際に、大阪モノレールを利用してみてはいかがでしょうか。