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 ロールス・ロイスは現地時間の5月7日、ラグジュアリーSUV「カリナン シリーズ II」を発表した。

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 同モデルは、2018年に発表されたロールス・ロイス初のSUV「カリナン」の改良モデル。ユーザーからのフィードバック、ブランド独自の情報を収集し、数々の新技術を駆使しながらカリナンを進化させたという。

 シンプルで特徴あるラインと鮮明なエッジから成るフロントは、クリーンでモノリシックな表面が際立つことにより、ゆったりとしたプロポーションと存在感を強調する。

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 バンパーラインは、デイタイムランニングライトの最下点からクルマの中心に向かって浅い「V」を描き、現代のスポーツヨットの船首にみられる鋭いラインを彷彿とさせる。新型のエアインテークは外向きに角度をつけながらはっきりと主張し、正面から見たときに車高を視覚的に下げる効果をもたらす。

 また、今回初めてカリナンにイルミネーテッドパンテオングリルが採用され、デイタイムランニングライトの間にポリッシュ仕上げの水平な「ホライゾン・ライン」も新たに採用された。

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 側面から見ると、フロントフェンダーが垂直なラインを保ち、一方ではテールライトからリアホイールのフローティング「RR」センターキャップへと流れる、控えめで正確なラインが加えられている。足元には、カリナンで初めて導入された大型の23インチホイールを装着する。

 ボディカラーには、豪華な縞模様の茶色い大理石からインスピレーションを得たという、現代的でミニマルなグレーブラウン「エンペラドール・トリュフ」を設定。ガラス粒子を練り込んだラッカーを使用し、ビスポークの「クリスタル・オーバー」仕上げと組み合わせる。

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 インテリアにおいては、ドライバー席正面のインスツルメントクラスターパネルと、フェイシア中央の新型セントラルインフォメーションディスプレイを再設計。先進的なデジタルインターフェース「SPIRIT」を搭載し、これにロールス・ロイスのオーナー専用アプリ「Whispers」を統合する。

 助手席の真正面には、イルミネーテッドフェイシアパネルが配置され、光で浮き上がるCullinanの文字と、世界大都市の夜空に浮かぶ摩天楼からインスピレーションを得た、シティスケープグラフィックがあしらわれている。

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 後部座席のコネクティビティも改善され、リアスクリーンには最大2台のストリーミングデバイスを接続することが可能。このスクリーンには、車両管理機能やマッサージ、ヒーター、クーラーなどのシート機能を送信するためのビスポークインターフェースが搭載される。

 このほか、竹から作られた新しいレーヨン生地「デュアリティ・ツイル」(二重綾織り)や、レザーに施された小さな穴によってアート作品を制作する技法「プレースド・パーフォレーション」を用いたシートパターンなど、植物由来の素材や現代的な工芸技術が採用されている。

ロールス・ロイス・モーター・カーズ:
https://www.rolls-roycemotorcars.com/ja_JP/home.html

https://www.goo-net.com/magazine/newmodel/by-vehicle-type-information/227265/
https://www.goo-net.com/magazine/newmodel/by-vehicle-type-information/222670/
https://www.goo-net.com/newcar/ROLLSROYCE.html

著者:グーネットマガジン編集部