余ったカレーはどうやって保存していますか。寒い時期には常温で鍋のまま保存している人もいるかもしれませんが、カレーは菌が繁殖しやすいため、常温保存は危険です。本記事では、安心して保存する方法を徹底解説します。

カレーをおいしく安全に保存する方法

子供から大人まで老若男女問わずに愛されている『カレー』。「一晩寝かせるとさらにおいしくなる」という話を聞いたことがある人も多いでしょう。しかし、カレーは菌が繁殖しやすく日持ちもしないため、間違った保存方法では、食中毒のリスクも高まります。

カレーに増殖しやすい「ウェルシュ菌」は、熱に強いのが特徴です。菌が繁殖して食中毒などのリスクが高まるので、基本的に常温保存は避けましょう。

常温で保存できる期間は、冬場でも1日が限度と考えてください。常温保存中は、カレー全体にこまめに火を通すことも大切です。

数日以上保存したい場合は、冷蔵庫か冷凍庫に入れることをおすすめします。冷蔵する場合は2〜3日ほど、冷凍保存する場合は2週間程度が保存期間の目安です。ただし、高温多湿の夏場は特にカレーが傷みやすいので、上記の期間よりも早めに食べきるようにしましょう。

イワキ ーより引用

カレーを保存するコツを解説しているのは、耐熱ガラス容器を豊富に扱う『iwaki』(以下、イワキ)の公式サイトです。おいしく保存するための3つのコツを紹介しているので、1つずつ見ていきましょう。

粗熱を取ってから保存する

カレーを保存する時は、細菌の繁殖を防ぐために、十分に粗熱を取ってから冷蔵庫や冷凍庫に入れることが大切です。

イワキ ーより引用

細菌の繁殖を防ぐために、十分冷ましてから冷蔵庫や冷凍庫に入れてください。カレーは冷めるまでに時間がかかるので、食べるぶんをよそったら、すぐに冷ましましょう。

カレーを短時間で冷ますためには、保冷剤や濡れ布巾の上に鍋をのせる方法や、桶など氷水を入れてそこに鍋を入れる方法がおすすめです。

保存容器に移し替える

冷蔵保存の場合、カレーを鍋のまま冷蔵庫に入れている方も多いかもしれません。鍋は密閉度が低く細菌が繁殖しやすいため、保存容器に移し替えるのがポイントです。

イワキ ーより引用

冷蔵庫で保存する場合、鍋のまま入れると細菌が繁殖しやすくなるため、保存容器に移し替えましょう。

保存容器に移すと色やニオイが移って気になるという場合は、容器にラップを敷いてからカレーを入れるとよいでしょう。色移りやニオイ移りを防げるだけでなく、洗い物の手間も省けます。

冷凍保存する場合は『ジャガイモ』に注意

冷凍保存する場合は、具材に使っているジャガイモに注意する必要があります。

ジャガイモは冷凍すると食感が変わってしまうので、冷凍には向いていません。冷凍保存する前にジャガイモだけ取り除くか、ペースト状にしてから冷凍することをおすすめします。

また、冷凍保存する場合は、ラップで1食ぶんずつ小分けにしておくと便利です。カレーが凍るまでの時間の短縮にもなります。

イワキの公式サイトでは、カレーの保存に使用する保存容器は『耐熱ガラス製』をすすめています。色移りやニオイ移りの心配もなく、油汚れも落としやすいのがメリット。耐熱ガラスなら電子レンジで加熱できるのも便利なポイントです。

ただし、カレーに含まれている水分が冷凍時に膨張して、容器が破損してしまう恐れがあります。容器いっぱいにカレーを入れないようにしましょう。

カレーを常温で保存できるのは冬場でも1日が限度です。冷蔵保存でも2〜3日程度なので、長期保存したい場合は冷凍保存することをおすすめします。


[文・構成/grape編集部]


出典
イワキ