料理やお菓子にコクや旨みを与えてくれるバター。冷蔵庫に常備しておきたいアイテムですが、時にその使い方で「どうしよう…」と悩んでしまうこともあります。

バターの扱い方に関するお困りごとを解決してくれる小技を2つ紹介。生活を楽にするためのライフハック術を多数紹介中のえみ(home_kagaya_o1)さんのInstagram投稿に注目してみましょう。

バターを常温に戻すのを忘れた時の対処法

バターを使ったお菓子を作る時、よく見かけるのが『バターを常温に戻しておく』という手順です。

冷蔵庫内で冷えて固まったバターを柔らかくするための手順ですが、時間がかかるのが難点。夏でも30分〜1時間程度は必要になりますし、冬場ならなおさら。レンジで温めると溶け切ってしまいますし、なかなか困りものです。

いざお菓子作りを始めた段階で忘れていたことに気付いたら、えみさんの裏技を実践してみてください。

用意するのは、耐熱性のコップです。

耐熱用のコップを手に持っている様子

お湯を注いでコップを温めてください。

コップにお湯を注いでいる様子

十分に温まったら、中のお湯を捨てます。

コップのお湯を捨てている様子

常温に戻したいバターを平らなお皿の上に置いたら、コップを逆さまにかぶせましょう。

コップをバターに被せている様子

5分ほど待てば、バターが柔らかくなっています。

柔らかくなったバター

無塩バターがない時の対処法

バターには有塩バターと無塩バターがあり、お菓子作りでよく使われるのが無塩バターです。

「家の冷蔵庫には有塩バターしかない」「間違えて有塩タイプを買ってしまった…」という場合にも、えみさんが紹介する方法で対処できます。有塩バターを無塩バターに変身させましょう。

用意するのは耐熱容器です。

テーブルに乗った耐熱容器

有塩バターを入れたら、ラップを掛けて電子レンジで温めます。ここで、バターを溶かし切ってしまいましょう。

耐熱容器にバターを乗せている様子

溶かしたバターが冷えたら、冷蔵庫でさらに冷やして固めます。

溶けたバター

バターを取り出してみると、底のほうに白く固まった層が見えるはず。実は、こちらが食塩です。

耐熱容器を横から見た様子

白い部分をスプーンで優しく取り除けば、固まった部分を無塩バターとして利用できます。完全に食塩を取り切ることは難しいですが、より無塩タイプに近付けられるでしょう。

無塩状態になったバター

えみさんによると、取り除いた白い部分については炒め物などに活用するのがおすすめとのこと。最後まで無駄なく使い切ってみてくださいね。

バターの扱い方に関する2つの小技。ちょっとした困りごとを華麗に解決してくれる、画期的なアイディアだといえるでしょう。お菓子作りで使うバターに「困った…」と感じたら、ぜひ実践してみてはいかがでしょうか。

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[文・構成/grape編集部]


出典
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