突然ですが、学生の時に習ったであろう調味料の正しい計り方を覚えていますか。

というのも、筆者は先日クイズ番組を見ていて、計量スプーンの計り方でまさかの不正解…。

それをきっかけに調べたところ、味の素株式会社(以下、味の素)のウェブサイトで正しい調味料の計り方を発見しました。

「意外と間違えている人が多いのではないか」と思ったので紹介します。

計量スプーンを使って計る場合

計量スプーンで計る時に間違えやすいのは、すりきりか山盛りかは、計る物によって違うところ。

味の素のウェブサイトによると、粉末の場合は山盛りにすくってから、ヘラなどで表面をすりきりにするそうです。

砂糖や粉類を計る時は、山盛りにすくい、別の計量スプーンのはしなどですりきって計る。1/2を計る時は、すりきりにしたものを半分に切るように区切り、半量を除く。 1/3、1/4も同様に計る。

味の素パーク ーより引用

液体の場合は、液体をギリギリまで入れ、表面張力で盛り上がるくらいまで入れるといいます。

液体を計る時は、計量スプーンに液体をぎりぎりこぼれないところまで入れる。液体1/2を計る場合は、計量スプーンの深さの2/3が目安。

味の素パーク ーより引用
計量スプーンの写真
※写真はイメージ

計量カップを使って計る場合

計量カップの場合は、以下が粉末も液体も共通するポイントです。

計る時は平らなところにカップを置いて、目盛りを真横から見る。

味の素パーク ーより引用

粉末の場合は入れた後、トントンとカップを軽く下に打ちつけ、表面をならしてから目盛りを確認しましょう。

計量カップは200㎖の物が多いですが、炊飯器用の計量カップ1合は180㎖と容量が異なるので、注意してください。

計量カップの写真
※写真はイメージ

塩少々と塩ひとつまみの違いは?

塩少々は、親指と人差し指の先でつまんだ量です。約小さじ8ぶんの1で約0.6g。

塩ひとつまみは、親指、人差し指、中指の3本指でつまんだ量で、約小さじ5ぶんの1で約1gです。

見た目だとどのくらい違うのかを、計量器で計ってみました。

まず、塩少々の約0.6gがこちら。

計量の写真

次に、塩ひとつまみ、約1gの見た目はこんな感じです。

計量の写真

約0.4gの違いなので見た目ではそこまで変わらないように見えます。

とはいえ、レシピによっては塩少々のところ、ひとつまみ入れてしまうと塩辛くなるかもしれないので、気を付けて計量してくださいね。


[文/AnyMama(エニママ)・構成/grape編集部]


出典
味の素株式会社