衣類やふとんカバーなど、ファスナーを操作する際に、布を噛んで動かなくなってしまった経験はありませんか。

外そうとしても、力を入れると周囲の布地を傷めそうで、ためらってしまうでしょう。

ファスナーが布を噛んでしまった場合のおすすめ対処法を、暮らしに関わるさまざまなサービスを依頼できる『くらしのマーケット【公式】』(curama.jp)のInstagram投稿より紹介します。

軽く噛んでしまっている場合の対処法

くらしのマーケット【公式】のInstagramでは、ファスナーが布地を軽く噛んでしまった場合と深く噛んでしまった場合、それぞれの対処法を紹介しています。まずは軽く噛んでしまった場合を見ていきましょう。

ファスナーに巻き込まれている布地の面積が狭い場合、特別な道具を用意する必要はありません。まずは布地を広げ、ファスナー部分の作業がしやすいよう環境を整えましょう。

片方の手で、噛んでいる布地の近くを持ちます。もう片方の手で、スライダーと呼ばれるファスナーの持ち手を持って細かく上下に動かしてください。

スライダーを動かすと、布地も小さく動いていきます。優しく引っ張り出すようにすれば、トラブルを解消できるでしょう。

スライダーを大きく動かそうとしたり、布地を強く引っ張ったりすると、周囲の痛みや破れの原因となります。優しく細かく作業してください。

深く噛んでしまっている場合の対処法

上で紹介した方法でトラブルを解消できない場合は、次のステップへと進みましょう。深く噛んでしまっている場合は、マイナスドライバーとペンチを使って対処します。

マイナスドライバーを用意したら、スライダーの付け根の金具部分にゆっくりと差し込んでください。布地を噛んでしまっている部分を、優しく押し広げるイメージです。

金具が少し開いたら、挟まっている布地を優しく引っ張り出しましょう。その後、開いた金具をペンチで閉じれば作業は完了です。

ペンチで閉じすぎないように要注意

スライダーの金具を緩んだままにしておくと、ファスナーの歯の部分であるエレメントとうまくかみ合わず、閉じられなくなってしまう可能性があります。マイナスドライバーで開いた後は、必ず閉じるようにしましょう。

この際、力を加えて閉じすぎると、ファスナーを上げづらくなってしまいます。様子を見ながら、少しずつ力を加えて調整するのがおすすめです。なお、スライダーの素材が金属以外の場合、ペンチで力を加えると破損する恐れがあるため、使用を避けてください。

ファスナーが周囲の布を噛んで動かなくなってしまった場合、力任せに引っ張ってしまう人は多いのではないでしょうか。適切な手順を踏めば、布地を傷めることなくトラブルを解決できる可能性があります。

くらしのマーケット【公式】Instagramの投稿も参考にして、上手に解消してみてください。

※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。


[文・構成/grape編集部]


出典
curama.jp