『Judgement2024〜旗揚げ27周年記念大会5時間スペシャル〜』が17日、東京・後楽園ホールで行われ、3月いっぱいでCyberFightから独立するガンバレ☆プロレスの代表・大家健が高木三四郎社長との一騎打ちに勝利。高木から卒業証書を授与され、「ガンバレ☆プロレスをどの団体より素晴らしい団体にします」と誓った。

 ガンプロは今春、CyberFightから独立し、新たな道を歩み出す。代表・大家は「独立の前にどうしても戦いたい相手がいます。高木三四郎は親のような存在です。家を出る前に親を倒したい」と高木との一騎打ちを希望。この日、実現した。

 開始早々、高木はイスで何度も殴打するなど厳しい攻め。投げ捨てひまわりボムを決めると、大家の動きが止まった。それでも何とか立ち上がった大家は張り手合戦をヘッドバットで制し、垂直落下式ブレーンバスター、スタナーの猛攻で大逆襲。再び張り合いとなってもヘッドバット、ラリアットを叩き込み、最後は炎のスピアーで3カウントを奪取した。

 大家が独立前に高木超えを果たした。試合後、大家は「高木さん、俺の人生変えたのはアンタだよ。いいこと一つもねぇんだよ。でもな、アンタのおかげでガンバレ☆プロレスができたし、こんな素晴らしい仲間ができました。むちゃくちゃ感謝しています」と謝意。感極まって「これからはあなたに頼らずに、ガンバレ☆プロレスをどの団体、どのスポーツよりも素晴らしい団体に絶対にします!」と涙ながらに絶叫した。

 一方、高木は「俺がお前の人生摘んだみたいじゃねぇか。違うだろ。こんな仲間たちできないだろう。俺たち、もうDDTとかCyberFightとか関係ないよ。お前はかわいい後輩であり、何かあったら一緒にやろうよ。戦おうよ」とエール。「卒業おめでとう」と卒業証書を授与した。