『AEWコリジョン』が現地時間18日、オレゴン州ポートランドで行われ、柴田勝頼がFTWコンテンダーズシリーズ1回戦でロッキー・ロメロに快勝。フック、ブライアン・キースとFTW王座挑戦者決定3WAY戦を争うことになった。

 柴田は5・1『AEWダイナマイト』でFTW王者クリス・ジェリコに挑戦。ビッグ・ビルの襲撃を受けた末に敗れた。この日、FTW王座への挑戦者を決めるコンテンダーズシリーズが開幕し、柴田もエントリー。1回戦で新日本時代から旧知のロメロと対戦した。

 握手を交わして開始のゴングを聞いた柴田は一進一退の先手争いから流れるように足4の字固めを決めた。ロープに逃れたロメロは卍固めで応戦。振りほどいた柴田は再び足4の字固めで捕らえ、コーナーに追い込んでのエルボー連打を浴びせた。

 ロメロもコーナーからダイブしての飛びつきスイングDDTで逆襲。ショルダーアームブリーカーなど多彩な腕攻めの前に柴田は劣勢に追い込まれてしまう。左腕にミドルキックを何発も食らったが、ライスブレットは不発に終わらせ、飛びつきアキレス腱固めで絡みついた。

 すかさず柴田は顔面への串刺し低空ドロップキック、ハーフハッチの連続攻撃で追い討ちをかけた。粘るロメロも丸め込みを連発し、ジャンピングスピンキックをさく裂させたが、柴田は同級生・後藤洋央紀ばりの牛殺しで鎮圧。PKで蹴り飛ばすと、足4の字固めでギブアップに追い込んだ。

 ほかに1回戦2試合が行われ、ジェリコの首を狙うフックがジョニーTVを撃破し、キースがビーフケーキ・ボウルダーに勝利。柴田は22日の『AEWダイナマイト』でこの二人との挑戦者決定戦「FTW 3WAYイリミネーター」にコマを進めた。これを制し、ジェリコへの再挑戦のチャンスをつかめるか。