東京商工リサーチ金沢支社によりますと石川県志賀町の土木工事業青谷工業が、破産手続きを始めたことがわかりました。

東京商工リサーチ金沢支社によりますと青谷工業は1973年に創業し、志賀町が発注する公共工事をはじめ志賀原発関連工事などを請け負い、ピーク時には約2億2200万円の売上を計上しました。

しかし、近年では公共工事の縮小に加え、民間工事の受注も減少し、業績が悪化。去年志賀町発注の工事の入札をめぐり代表が前町長に現金50万円を渡したとして逮捕・起訴されたことから事業継続を断念。

負債額は約9000万円にのぼるとみられています。一連の贈収賄事件で贈賄などの罪に問われた青谷代表には金沢地裁が懲役1年6カ月執行猶予3年の刑が確定しています。