今月2日、札幌市中央区役所から貸し出し用の車椅子2台を盗んだとして、65歳の男が逮捕されました。

 窃盗の疑いで逮捕されたのは、札幌市中央区南11条西1丁目の無職・中野尚樹(たかき)容疑者65歳です。
 中野容疑者は、2日午後0時ごろから9日午後1時ごろまでの間に、札幌市中央区役所から車椅子2台(時価合計3万円相当)を盗んだ疑いが持たれています。
 警察によりますと、中野容疑者は11日未明、札幌ススキノのパブで飲食代2万8000円相当を無銭飲食した詐欺の疑いでその場で逮捕されていました。
 その際、中野容疑者が使用していた車いすに「中央区保健福祉課」と記載されたシールが貼られていたことから、警察が入手先を調べるなどして、容疑が固まり、21日逮捕に至りました。
 取り調べに対し、中野容疑者は「盗もうという気持ちはなかった」と話し、容疑を否認しています。
 警察は、中野容疑者が車いす2台をどのようにして盗んだのかや、盗まれたもう1台の行方などを捜査しています。