航行中に機関室が浸水、船が動かなくなったことを想定　今季運航を前に、クルーズ船で避難訓練　救助能力の向上と安全意識を高めるねらい　北海道釧路港

　北海道釧路港では、クルーズ船が今シーズンの運航を前に、事故に備えた訓練を行いました。

　訓練は、クルーズ船が航行中に機関室に水が入り船が動かなくなった想定で行われました。

船内アナウンス
「救命胴衣を着用し救助船が到着するまで、そのまま席で待機してください」

　訓練では、釧路海上保安部の船が横付けして、乗客を乗り移らせるなどの手順を確認しました。

釧路海上保安部警備救難課　佐々木崇課長
「海上保安庁、釧路海上保安部の救助能力の向上と観光船事業者の安全意識の高揚を目的とした」

　観光船をめぐっては、知床半島沖の沈没事故から23日で２年になりますが、クルーズ船の運航会社は「日々安全意識を高めていきたい」と話しています。