精悍な顔つきをしたシベリアンハスキー。クールな印象が強いですが、実は表情豊かで、とても愛嬌ある性格の子が多いことで知られています。ときには、その表情の変化が笑いをもたらしてくれることも。X(ツイッター)では、車で移動中に前を見据えていたと思ったら、あんぐりと口を開けてしまったハスキー犬が話題になっています。飼い主のハマジ(@xxhama2)さんに詳しいお話を伺いました。

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道中で病院だと気づいてしまったハスキー犬 表情に注目!

「こ、この道は……病院!!!!!」

 そんなひと言が添えられた投稿には、車で移動中のハスキー犬を写した写真が3枚添えられています。1枚目には、車の後部座席でおとなしく前を見つめる姿が。2枚目では、飼い主さんの様子をうかがうようにカメラへ視線を向けています。

 そして3枚目では、再び前を向いて、口をあんぐりと大きく開けています。どうやら動物病院へ向かっていることに気づいてしまったようで、何か言いたげにも見えます。

 投稿はXで注目され、5000件以上もの“いいね”を集めました。リプライ(返信)には「気づいてしまわれた!?」「頑張って!」「話が違う!!」「2枚目の『騙しましたね……?』の顔がたまらんですw」「開いた口がふさがらない(笑)」など、さまざまな声が寄せられています。

“大家族”で暮らすシルビアちゃん 最近は病院とすぐわかるように

 表情の変化が話題になったのは、4月17日に12歳になったばかりのハスキー犬の女の子「シルビア」ちゃん。シルビアちゃんのおうちは、いぬ2匹、ねこ5匹の“大家族”。妹分のハスキー犬で3歳の「シャンテ」ちゃんに、ねこの「ウララ」ちゃん、「大吉」くん、「油飛」くん、「イサム」くん、「ダニエル」くんが一緒に暮らしています。

 ある日、病院へ行くため、1匹だけ車に乗せられたシルビアちゃん。病院へ行くことには、早い段階で気づいていたようです。

「シャンテも一緒に病院へ行くことが多いですが、この日は私とシルビアだけでした。昔は病院とドッグランの区別がついていませんでしたが、年齢を重ねて病院に行く回数も増えたので、最近は1匹だけ連れ出されると病院とわかるみたいです。そのため、最初から緊張した表情になります(笑)」

 動物病院へ到着後のシルビアちゃんは、どんな様子だったのでしょうか。

「病院ではずっと緊張していました。診察中も震えて、ずっとピィピィ鳴いてました。先生は大好きなんですが、病院はすごく苦手です。エコーも採血も、注射も全然ダメです。診察室に入ったらずっと震えて、ずっと鳴いて。隙あらば逃げようとドアのところに突撃します……(笑)」

 診察後は笑顔に戻ったというシルビアちゃん。ところで、病院の間、シャンテちゃんはどうしていたのでしょうか?

「家でお留守番です! 寂しくて遠吠えをしていたそうです……。毎回こうなるので2匹連れていきたいのですが、待合室で場所を取るし、私も大変なので、申し訳ないですがお留守番です!」

 シャンテちゃんはシルビアちゃんを心配していたのでしょうか……。離れていても微笑ましい関係性ですね。ハマジさんは、いぬとねこたちとのにぎやかな毎日をエッセイ漫画にした「猫とハスキーとハマジ」を連載中。シルビアちゃんたちの愛らしい素顔を、たくさん知ることができますよ。

Hint-Pot編集部