野球評論家の鳥谷敬氏が19日放送のTOKYO MX「5時に夢中!」(月〜金曜・午後5時)に生出演。2019年の阪神退団時のやり取りを明かした。

 「(プロ野球選手は)いらないって言われたら、おしまいです」と話した鳥谷氏。

 「年齢、チーム状況である程度判断される。自分の場合はいても、このチームにとって、あんまり必要とされてないなと思った時に、ああ、辞めないとなと思いました。感じない人もいっぱいいますけどね」と続けた上で、04年から16年在籍した阪神を退団する際のフロントとのやり取りについて「朝呼ばれて行ってクビですって言われて、分かりましたって言って、終わりです」と、“ドライ”そのものだったことを明かした。

 「ナイターの試合だったんですけど、早めに11時くらいに来てくれって言われて、今シーズンでユニホーム脱いで下さいって言われて、まだ元気なんで、また(別のチームを)探しますって言って終わりです」と続けた後、その時の心境を聞かれると「びっくりしましたね。自分でも契約が切れるのは分かってたんで、何らかの契約の話はあると思っていて、2、3回話したりとか、今後の話があるのかなと思ったら、まったくなかったですね。こんなに簡単にって。でも、逆に考える時間がなかったんで、あっ、クビだ、次、探さなきゃって(切り替えられた)」と振り返っていた。