俳優の草ナギ剛が主演する本格時代劇映画「碁盤斬り」(白石和彌監督、5月17日公開)の完成披露舞台あいさつが都内で行われ、共演の清原果耶、小泉今日子、中川大志らと出席した。

 柳田格之進を演じた草ナギは、撮影を振り返り「楽しかった。キョンキョンさんとかファンなんで(笑い)。自分の持っているものを全て出し切れた。映画を見終わった後に『ちゃんとやってたな』と思って」と自信たっぷりに語った。

 これを聞いた小泉は「剛くんが20代前半のときは、少年っぽさが残っていて」と思い返し「当時から演じることを楽しんでいたし、すごくすてきだった」と褒めたたえていた。

 本作では、古典落語の人情話「柳田格之進」をもとに、冤罪(えんざい)によって娘と引き裂かれた武士の復讐(ふくしゅう)劇を描く。

 格之進の娘・お絹を演じる清原は「いつか草ナギさんとご一緒したかった。実は緊張していました!」と明かし「(草ナギのような父親だったら)めっちゃ幸せですよね」とほほ笑んだ。清原の言葉に照れていた草ナギは「(清原は)名前の通り、清らかで真っすぐな方」と絶賛していた。

 中川は「憧れの白石監督の作品に出させていただいたことを今、実感しています」とうれしそうな表情を浮かべ「今の新しい時代劇という感じがする。世界の方にみていただきたい」と述べた。