将棋の藤井聡太名人(21)=竜王、王位、叡王、王座、棋王、王将、棋聖=に豊島将之九段(33)が挑戦している第82期名人戦七番勝負第2局は23日、千葉・成田市「成田山 新勝寺」で2日制の1日目を終えた。午後6時半、先手の豊島が39手目を封じた。24日に指し継がれる。

 本局は相掛かりの出だしに。豊島が近年はあまり指されていない形に誘導し、序盤から一手一手考える将棋となった。豊島は33手目に1時間17分を投じるなどし、持ち時間の残りは4時間31分。対する藤井の残り時間は5時間21分。形勢は互角だ。