女優・吉永小百合の映画女優デビュー65周年を記念し、6月6日に文藝春秋社から「吉永小百合青春時代写真集」(税込3520円)が出版されることになった。

 今年は1959年「朝を呼ぶ口笛」でのスクリーンデビューから65周年。節目を記念して「吉永小百合の青春時代」をテーマに2年間にわたってさまざまな企画が実施される予定だ。写真集もそのひとつ。赤木圭一郎、芦川いづみ、浜田光夫、石原裕次郎らとの秘蔵写真や共演女優との特別座談会、オフショット、代表作のポスターも収録されるなど永久保存版といえる豪華さだ。

 発売に先立ち、今月24日には東京・池袋の新文芸坐で記念イベントも開催される。吉永自身が自ら選んだ2作品(1964年「潮騒」、66年「風車のある街」)を上映。その後、吉永が登壇して、娯楽映画研究家・佐藤利明氏とのトークショーを行う。

 日活時代や上映作に選んだ2作品について語るほか、今回の写真集では監修を担当しており、その作業過程も振り返る。吉永は「日活撮影所に初めて行ったのは、高校の入学式の日でした。制服から真っ赤なブラウスに着替えて、撮影所行きのバスに乗ったのです。それからの日々は、日活が私のもう一つの学校になりました。思い出がいっぱい詰まっている、私の日活青春時代の写真集。どうぞ、ご覧になって下さい」とコメントしている。