俳優の草ナギ剛が19日放送のTBS系「日曜日の初耳学」(日曜・午後10時)に出演し、MCを務める林修氏との対談した。

 草ナギは人気コーナー「時代のカリスマ×インタビュアー林修」のゲストとして出演。コーナー前半では、2009年の“全裸逮捕”事件と、活動自粛中に出会った大物俳優との交流について語った。

 芝居の話題の際に「35歳が転機になった」と繰り返した草ナギ。林氏の「何があった」との問いに対し、「裸になって捕まっちゃった」「酔っぱらっちゃって脱いでしまって、その一夜が僕の人生を変えた」「仕事がいっぱいあるのにたくさんの方に迷惑をかけた」と事件について包み隠さず語った。

 09年4月、当時34歳の草ナギは港区内の公園で酒に酔って全裸になり、公然わいせつ容疑で現行犯逮捕された。事件を語る草ナギなぎの様子に、スタジオでVTRを見守っていた中島健人は「そんなナチュラルに言うんだ」と驚きの表情を浮かべた。

 事件の影響によって、CMは打ち切りになり、ドラマも降板、決まっていた仕事はすべて白紙になった。そんなときに気にかけ、応援してくれた人物が俳優・高倉健さん(2014年死去、享年83)だった。「(活動自粛中に)それまで交流がなかったのに、事務所にお手紙を自ら持ってきて下さった」と交流のきっかけとなった出来事を明かし、「しっかり生きて行かないといけない、地に足をつけ草ナギ剛として生きていく」と高倉さんから学んだと語った。

 12年には映画「あなたへ」で初共演。「この役は草ナギ君がいいんじゃないか」と、高倉さんからのオファーがあったことを明かし、高倉さんについて「雲の上にいる大スター」「鳥肌がピリピリ立つ、オーラが目に見える、光ってるじゃん」と振り返った。