歌舞伎俳優・片岡千之助が21日、東京・外国日本特派員協会で出演映画「わたくしどもは。」(富名哲也監督、31日公開)の記者会見に出席した。

 千之助は「ご来場いただき、この作品を見てくださり、ありがとうございます。ここへ来られて大変公平に思います」の言葉を英語であいさつした。映画は佐渡島を舞台に現世と来世のはざまを“さまよう魂”の物語。小松菜奈、松田龍平らが出演する中、千之助はマイノリティーの悩みを抱える少年を演じた。

 海外メディアの記者からは難役について聞かれ、「生死のはざまにいる存在。すごくいい意味で浮いている役をさせてもらった」と振り返った。また「唯一無二の佐渡島の雰囲気も特殊で映画の世界観にマッチしていたと思う」などと答えていた。