◆プロボクシング ▽WBA、WBC、IBF、WBO世界スーパーバンタム級(55・3キロ以下)タイトルマッチ12回戦 4団体統一王者・井上尚弥―WBC同級1位ルイス・ネリ(5月6日、東京ドーム)

 世界4団体スーパーバンタム級統一王者・井上尚弥(大橋)は19日、Xで「ネリが4年半前の片目で戦っていた試合を参考にしているのなら大きな間違いだな。。。」と記した。

 5月6日に東京ドームで対戦するルイス・ネリ(メキシコ)が地元メディア「IZQUIERDAZO」のインタビューで「井上を倒すにはあいつを軽視するようなファイターが必要。それこそ俺みたいなファイターが」と発言。

 さらに、「井上と対戦してきた選手たちに足りなかったのは見下すこと。ノニト・ドネアのように本当に井上を軽視して激しく殴りに出て、追い込むんだ。もし、ドネアがモンティエルをKOしたときのような若さがあったら、あの瞬間に井上を倒していた。それができなかったのは37歳の彼には井上を殴り続けることができなかったから」。19年11月のWBSS決勝のWBA&IBF世界バンタム級タイトルマッチで井上は右眼窩底骨折しながらノニト・ドネアに判定勝ちした試合を引き合いに出し、井上が勝ったのはベテランのドネアに体力がなかったためとしている。

 「私は若い。サメのように血の臭いをかぐと止まらなくなる。相手を窮地に追い込んだらどこまでも追いかける」と最後まで挑発的な言葉を投げかけた。

 井上のXでの発言はこれらのネリの発言に反応したもの。ドネア戦から大きく進化していることに自信を見せている。

 戦績は31歳の井上尚が26勝(23KO)、29歳のネリが35勝(27KO)1敗。

 試合はPrime Videoで配信される。