◆NBA ▽西カンファレンス プレーオフ1回戦第4戦 レイカーズ119―108ナゲッツ(27日、米ロサンゼルス=クリプトドットコム・アリーナ)

 4戦先勝方式のプレーオフ(PO)が行われ、第7シードで八村塁が所属するレイカーズは、昨季王者ナゲッツと対戦し、119―108で勝ち、1勝3敗とした。3連敗の崖っぷちから、意地の1勝。相手のスイープを阻止し、踏みとどまった。レイカーズはナゲッツに対しての連敗を11でストップ。2022年12月16日以来の白星となった。

 八村はPO4戦連続の先発出場。21分33秒プレーして、9得点、4リバウンド、1アシストをマーク。第1クオーター(Q)に左コーナーから3ポイント(3P)で初得点し、第2Qにはうまく合わせてゴール下に飛び込み、シュートを成功。第3Qにも得点を挙げた。

 試合は、レイカーズがこの日も前半をリードで終える。ここまでの3試合は後半に逆転を許して敗れてきたが、この第4戦は後半も集中力を維持。パリ五輪代表のアンソニー・デイビスが25得点、22リバウンド。また、前戦0得点に終わったディアンジェロ・ラッセルが21得点と活躍。レブロン・ジェームズは30得点を記録した。

 第5戦は29日(日本時間30日)に行われる。

 八村は今季でNBA5シーズン目。レイカーズ移籍2季目で、レギュラーシーズンは自己最多68試合に出場。3P98本成功、計923得点も過去最多だった。今季から新設された「インシーズン・トーナメント」では初代王者になり、日本人として初の“タイトル”を獲得した。

 2月14日のジャズ戦では、キャリアハイの36得点を挙げ、6本の3Pを沈めた。また、この試合では、アンソニー・デイビスが39得点を記録。同一試合で2人の選手が35得点以上を取るのは、レイカーズでは2003年のコービー・ブライアントとシャキール・オニール以来となった。

 4月9日のウォリアーズ戦では、通算3500点を達成。アジア人では、ロケッツに所属したヤオ・ミン(姚明)以来、史上2人目の快挙。再び新たな歴史を刻んだ。