ロッテの吉井監督が20日、日本ハムコーチ時代の教え子でもある日米通算200勝に到達したパドレス・ダルビッシュ有投手の快挙を祝福した。球団を通じ、「ワシの日米通算121勝を軽くオーバーしていただきありがとうございます(笑)。これからもさらなる活躍を期待しています」などとコメントした。

 ダルビッシュは19日(日本時間20日)、敵地・ブレーブス戦に先発し、7回99球を投げて2安打無失点の好投で今季4勝目(1敗)を挙げ、日米通算200勝(日93、米107)に到達した。ダルビッシュの日米通算200勝は、いずれも先発登板で挙げた白星。先発での勝利だけで200勝したのは、NPBのみ(24人)、日米通算(2人)を含めて27人目で史上初となった。

 ▽吉井監督のコメント全文は以下の通り。

 「彼と出会う前から凄いピッチャーであることは知っていました。私がコーチとして一緒のチームとなってピッチングを見せてもらい話などをさせてもらって、向上心、好奇心がすごく強い選手だなあと思いました。あれだけの実力を持ちながらも自ら課題を見つけて、色々な情報からヒントを得て今いるところから、もっともっと上を目指そうとしている。そういう印象でした。こういう選手が超一流なのだと改めて感じたのを覚えています。そしてアメリカに行って、さらに磨きがかかって人間的にも、さらに大きくなったなあと感じています。本当に野球人として尊敬できる後輩です。ワシもダルビッシュ選手の大ファンです。ワシの日米通算121勝を軽くオーバーしていただきありがとうございます(笑)。これからもさらなる活躍を期待しています」