フェンシング女子フルーレで、24年パリ五輪代表に決定した東晟良(せら、共同カイテック)が20日、中国・上海での大会を終えて羽田空港に帰国した。

 日本協会は19日の理事会で五輪代表を承認。東も21年東京五輪に続いて、2大会連続の出場が決まり、「うれしい気持ち。昨日試合をしている間に日本で発表があり、実感なく決定した。目標は団体と個人で金メダル。気持ちを強く持って、しっかり相手に全力で勝つ気持ちで戦いたい」と話した。

 パリには、23年世界選手権で16年ぶり銅メダルを獲得した同じメンバーで臨み、「最近はこのメンバーでW杯団体戦とかを戦っていることが多いので頼もしい。自分がミスしても、他の人が助けてくれる」と築き上げてきた絆で頂点を狙う。

 一方で今回は、21年東京五輪に続き、姉・莉央と姉妹出場はならなかった。「悲しい部分もある」と率直な思いを語り「莉央の分まで頑張りたい。勝ちたいです」と、必ずメダルを持ち帰る覚悟だ。