◆米大リーグ ブルージェイズ―ホワイトソックス(21日、カナダ・トロント=ロジャースセンター)

 ブルージェイズ・菊池雄星投手(32)が21日(日本時間22日)、本拠地・ホワイトソックス戦に先発し、6回で今季最多101球を投げ、5安打3失点(自責2)、6奪三振で降板し、3勝目を逃した。0―3とリードを許してマウンドを降りた。防御率は2・64となり、5登板連続白星なしになった。

 初回に安打と四球で走者を背負って迎えた2死一、二塁のピンチではジュルクスを遊ゴロに打ち取って切り抜けたが、味方の失策もあって2回2死二塁と再び得点圏に走者を背負うと、9番打者のロペスに左前適時打を浴びて先取点を献上した。3回は2番からの好打順だったが3者凡退。4回は2死一、三塁のピンチを迎えたが、1打席目に適時打を浴びたロペスを二ゴロに打ち取った。

 援護なく迎えた1点ビハインドの5回には2死二、三塁でジュルクスに左前へ2点適時打を浴びてリードを広げられた。5回終了時点で球数は89だったが、6回も続投して3者凡退で抑えた。

 試合前の時点で9試合に登板して2勝3敗、防御率2・60。全登板4失点以下と安定した投球を見せているが、援護に恵まれず直近は4登板連続でチームが敗れ自身も2連敗中だった。前回登板の15日(同16日)の敵地・オリオールズ戦では、先頭弾を被弾したがその後は得点をあたえず、5回途中6安打1失点で勝敗はつかなかった。