小惑星りゅうぐう試料に「天然の記録媒体」 北大グループ、磁場保持粒子発見 「太陽系形成の手がかりに」
2024/04/29 18:00
りゅうぐうの試料から見つかった磁性鉱物の顕微鏡画像。四角の点線に囲まれた丸い粒が磁性鉱物(研究グループ提供)
(北海道新聞)
北大低温科学研究所の木村勇気教授(物理学)らの研究グループは29日、探査機「はやぶさ2」が小惑星りゅうぐうで採取した試料の砂粒から、宇宙の磁場の情報を記録している可能性がある鉱物が新たに見つかったと発表した。研究グループは「46億年前に誕生した太陽系の形成過程を解明する新たな手がかりになる」と期待している。...