道東の貿易拡大に期待 十勝港定期便運航スタート 積み荷の通年確保課題
2024/05/17 22:38
18年ぶりに定期航路が開設された十勝港での記念セレモニー(加藤哲朗撮影)
(北海道新聞)
【広尾】香港の海運大手「OOCL」と内航海運大手「井本商運」(神戸)が共同運航する十勝港(十勝管内広尾町)と釧路港、首都圏の京浜港を結ぶコンテナ船定期航路の初便が17日、十勝港に入港した。十勝港発着の定期航路は18年ぶり。苫小牧など道央圏の港より近い立地を生かせば、トラック運転手の残業規制で物流が滞る「2024年問題」対策になりうるため、農産物などの道東からの輸送量をどう増やすかが焦点。京浜港でのOOCLの外航船への積み替えも想定しており、貿易拡大に期待の声も上がる。...