富山県南砺市福野地域の有志でつくる着地型観光検討委員会(柴田昌尚委員長)は、5月に開かれる福野夜高祭最終日の2日、勇壮な大行燈(あんどん)による「引き合い」(けんか)を間近で見物してもらおうと、上町銀座会駐車場に有料の休憩コーナー「夜高茶屋」を設ける。8日は同市商工会館で、委員会のメンバーが夜高茶屋で提供する弁当を披露した。

 茶屋は100席を設け、弁当とドリンクを用意して法被を貸し出す。弁当にはべっこうや昆布巻きなど県産食材で作った11品を盛り込む。利用者限定で夜高太鼓保存会や福野民謡会の演奏が披露されるほか、ガイドツアーも企画する。

 柴田委員長は「弁当は過去数回で人気の食材を吟味した。茶屋が祭りのにぎやかさにつながればいい」と話した。

 料金は弁当やドリンク代などを含め4千円。予約が必要で、23日まで先着で受け付ける。問い合わせは平日のみで市商工会福野事務所、電話0763(22)2536。


【北陸新幹線で行こう!北陸・信越観光ナビ】