超特急の主演ドラマ「超特急、地球を救え。」は、超特急が結成10周年を迎えた2022年にテレビ東京ほかで放送された、地上波連続ドラマ初主演の記念すべき作品だ。

超特急のメンバーが勢揃いするモキュメンタリードラマ「超特急、地球を救え。」
超特急のメンバーが勢揃いするモキュメンタリードラマ「超特急、地球を救え。」

(C)「超特急、地球を救え。」製作委員会

超特急は"メインダンサーとバックボーカル"という個性的なスタイルのユニットで、"列車"になぞらえてメンバーそれぞれに「号車」が付けられている。2号車は神秘担当のカイ、3号車はリーダーでガリガリ担当のリョウガ、4号車は筋肉担当のタクヤ、5号車はドジっ子担当のユーキ、7号車は末っ子担当のタカシ、11号車はチャラチャラ担当のシューヤ、12号車はごはん担当のマサヒロ、13号車は真っ直ぐ担当のアロハ、そして14号車は怪獣担当のハル。8号車は超特急のファンのことで、9号車はスタッフなど関係者のことを指している。

2011年12月25日に結成され、超特急(結成当初は「超特急☆-BULLET TRAIN-」)として始動。ライブなども多く経験し、8号車の人数を着実に増やしていった。

2022年は10周年のアニバーサリーでもあったが、グループにとって大きな変化の年でもあった。10周年を記念したツアー「BULLET TRAIN 10th Anniversary Tour 2022 「Progress」」の初日、4月23日に「超特急募」と題して新メンバーオーディションの開催を発表。そして8号車の日(8月8日)にシューヤ、マサヒロ、アロハ、ハルの4人が加入し、現体制となった。過去にもメンバーの脱退でグループの人数・構成が変わったことはあったが、5人体制のところに4人が加わって9人になるという大きな変化はそれまでになかったこと。

(C)「超特急、地球を救え。」製作委員会

同年の9月6日、新体制になった直後というタイミングで放送されたのが「超特急、地球を救え。」だった。"地球を救う"という大きな命題のあるフィクションではあるが、"超特急にとっての10年とは"を始め、"自分たちがやるべきこと"などを、本音で語り合うドキュメンタリー(ノンフィクション)を融合させた内容になっている。

(C)「超特急、地球を救え。」製作委員会

10年間"超特急"として活動してきた5人と、加入したばかりの4人の間に距離を感じ、空気感やテンションの違いに初期メンバーの5人は戸惑いを覚えていた。そんな中、ベルの音が聞こえたと思ったら、2022年から2088年にタイムスリップし、謎の部屋に呼び出された5人。そこにいた少女に"今日あった出来事や悩み"を解決するように言われる。それが解決できないと、地球の存亡にも関わる危機的状況に陥ってしまうという...。

その解決に役立つヒントをくれるゲストも登場。第1話のゲストは私立恵比寿中学の真山りかと安本彩花。エビ中も出席番号がメンバーそれぞれに付けられており、メンバーが増えると、その番号も大きくなっていく。そして新メンバーの加入も、初期メンの2人はこれまでに何度も経験してきている。同じ境遇を体験してきたからこそ出来るアドバイスがたくさんあるようだ。第2話はTEAM NACSの森崎博之が登場。リーダー・リョウガの悩みを同じリーダーとしてアドバイス。第3話では2歳から芸能界で活動してきた安達祐実が登場し、長いキャリアの中での経験からアドバイスを与えてくれる。

(C)「超特急、地球を救え。」製作委員会

初期メンバーの5人のことだけでなく、新メンバーの4人についてもいろいろ知れることも多く、超特急というグループの魅力を改めて感じることができるドラマに仕上がっている。超特急のファンはもちろん、超特急に興味を持っているけどまだ詳しく知らないという人にもぜひ見てもらいたい。

文=田中隆信

放送情報【スカパー!】

超特急、地球を救え。
放送日時:2024年2月25日(日)0:30〜
チャンネル:ホームドラマチャンネル
※放送スケジュールは変更になる場合がございます

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