北海道や札幌市職員などに対する威圧的な言動が問題となっている長谷川岳参議院議員。20日、札幌で国政報告会を開きました。支援者らを前に語ったこととは。

神妙な面持ちで国政報告会の会場に姿を現した長谷川岳参議院議員。道内の市町村長や支援者など集まった700人以上を前に何度も頭を下げました。

長谷川岳参議院議員)

「ありがとうございます、そして失礼しますといった謙虚な気持ちが欠落していたのではないか。私自身、今回の映像や録音を自分で聞かせていただいて、そのように強く反省しているところでございます」。

札幌市・秋元市長)

「かなりきつい調子で言われる方ですので、そういうふうに受け止める場合もある」。

北海道・鈴木知事)

「威圧的だというふうに受け止めるそういう職員が複数確認されました」。

道や札幌市職員などへの威圧的な言動が波紋を呼ぶ中、長谷川議員は一連の騒動が自らを省みる機会となったと述べました。

長谷川岳参議院議員)

「自分自身がやはり足元が見えてないという状況が、気づかせていただいた、機会をいただいたんだと思います。人生においての、本当に皆様からご指摘をいただいた汚点を逆に教訓として、ますます北海道の強い姿を作っていくように、今日から再び、スタートをさせていただきたい」。

反省して生まれ変わることを誓った長谷川議員。出席した札幌市の秋元市長は。

札幌市・秋元克広市長)

「少し威圧的な部分、これさえ改善していただければ、やられていることは北海道のために頑張っていただいていると思っています」。

長谷川議員をめぐっては、去年、参議院特別委員会の委員長に就任した際、道の東京事務所長が道庁の幹部職員らに個別に祝電を送るよう促し、幹部らが私費で送っていたことも問題となっています。この祝電について、長谷川議員側は。

長谷川議員秘書 前島英希さん)

「北海道の東京事務所から祝電を出したいと問い合わせはありました。私どもの方ではそんな無駄なことは必要ないと断りをはっきりしました」。

長谷川岳参議院議員)

「百何十通っていうふうに毎回(祝電が)来るので、全部が全部、どなたが来ているかは存じていません」。

一連の騒動を巡り、ベテランの鈴木宗男参議院議員は長谷川議員に直接忠告をしたと話しました。

鈴木宗男参議院議員)

「(19日に)たまたま議員会館で長谷川さんと会ったもんだから、とにかく心構えが大事なんだということで言ってきました。(言動は)受け止める側がそう受け止めないとこじれるので、そのことも考えてもの言わんとダメなんだと」。

長谷川議員を巡る一連の騒動。今回の説明で有権者の理解を得ることはできるのでしょうか。