去年5月、札幌新陽高校の女子野球部員が、バッティングケージの下敷きとなり意識不明となった事故で、警察は野球部の女性監督を業務上過失致傷の疑いで書類送検しました。

去年5月、札幌新陽高校の女子硬式野球部が、札幌市内の大学のグラウンドで練習中、部員5人でバッティングケージを運んでいたところバランスが崩れて倒れました。その際、女子部員1人が下敷きとなりいまも意識不明のままです。捜査関係者によりますと、事故当時、女性監督は部員の近くにいながら安全対策を怠ったとして、警察は業務上過失致傷の疑いで書類送検しました。事故の調査を行った第三者委員会は、原因は特定できていないものの、監督と部員はケージの危険性を十分に把握できていなかったとしています。