札幌の都市型水族館「AOAO SAPPORO」で先月世界最小のペンギン、フェアリーペンギンのひなが誕生し、そのひなの成長を見守るイベントが始まりました。
井元小雪記者)
「フェアリーペンギンどちらですか。小さくてかわいい〜」
「Qこれで大人ですもんね?」
AOAO SAPPORO芝田優希さん)
「こちらで大人のサイズになります」
オーストラリア南部とニュージーランドに生息する、世界最小のペンギン「フェアリーペンギン」。体長は30cmから40cm、体重は1kgほどしかありません。
「これで大人なんですよ?」「大人なん!?かわいいですね。つるっとしてる」
大人たちはエサのキビナゴをほおばっていますが…。先月7日に誕生したひなはバックヤードで飼育され、まだ公開されていません。
生まれたときの様子がこちら。体重33グラムで生まれたひなはまだ大人の手の中にすっぽりと収まるサイズです。
生後2日目。お腹がすいているのでしょうか、鳴き声をあげています。魚の身と犬用のミルクを混ぜた特製のエサを食べるひな。すくすくと育ち、生後6日目で体型がふっくらしてきました。生後10日目には…。
「初めて立ったんじゃないの」
こちらは生後11日目。目がパッチリとあいてまわりをきょろきょろ。
生後37日目には、体重は774gと、生まれたときのおよそ23倍の重さに成長しました。
「ぼさぼさしてる。ちょっと不細工なところもかわいい」
このひなにちなんだスイーツも登場しました。
井元小雪記者)
「レアチーズケーキとゼリーがつるんとしてて、おいしいですね〜」
青いゼリーと滑らかなレアチーズケーキを組み合わせた涼しげなパフェ。なかには、ペンギン型のクッキーが添えられています。
(Qほかにもなにかある?)
AOAO SAPPORO芝田優希さん
「こちらは『ハッピーハッピーツリー』と言いまして」
すくすく成長するひなへのメッセージも書くことができます。まだ名前のないひな。来月1日からは、愛称の募集も始まります。フェアリーペンギンは「ブルーペンギン」とも呼ばれることから、「青を連想する」愛称を募るということです。