21日、札幌の円山動物園にオランウータンの新施設がオープンし、この日を待っていた多くの人たちが詰めかけました。

ロープでのびのびと活動する、オランウータンのレンボーとレイトの親子。21日、円山動物園にオープンした「オランウータンとボルネオの森」。

秋元克広札幌市長:「ボルネオの森で生息をしているオランウータンが、高い森のところで生き生きと暮らす、そういう環境づくりということでこの施設の開設準備を進めてまいりました」。

オープン前から50人ほどが並ぶ人気ぶり。そして…。

井元小雪記者:「オランウータンの新しい施設、いよいよオープンです。心待ちにしていた多くのお客さんが続々と中へと入っていきます」。

この施設は、オランウータンがより野生に近い形で生活できるよう、さまざまな工夫が施されています。天井の高さは8m。これまであった施設の2倍の高さです。

井元記者:「皆さん、上の方を見ながらカメラを構えています。それほど高い位置で活動しているんですね」。

子どもたちにとっては、とても高いところにいるように感じられるようです。

子ども:「見えた」。

室内は、オランウータンの生息地である、東南アジア・ボルネオ島の自然を再現。植物を成長させるために、スコールを降らせる仕組みもあります。中には、スコールを浴びる強者も。

子ども:「冷たかった」。

親:「楽しかったよね」。

子ども:「(Q.オランウータンどうだった?)ロープののぼってすごかった。赤ちゃんかわいかった」。

女性:「オランウータンはすごい高い木の上で暮らすと聞いていたので、これくらい大きければきっと楽しく暮らせるんじゃないですかね。(Q.ボルネオ島感じられましたか?)分からない。行ったことないので」。