三重県議会は8日の代表者会議で、新たに設置する特別委員会について検討した。新政みえ(21人)と自民党(19人)は、それぞれ伊勢茶の振興を目指す特別委の設置を提案した。

 新政みえは「伊勢茶の振興促進に関する条例(仮)策定検討特別委」の設置を提案。「まずは県民にしっかりと伊勢茶を飲んでもらい、茶業の発展につなげたい」などと説明した。

 自民党も「伊勢茶で乾杯条例(大好き伊勢茶条例)策定特別委」の設置を提案。伊勢茶の知名度を高めるため、パーティーでの乾杯などを促す条例を策定する必要性を訴えた。

 また、自民党は新型コロナウイルスなどの人獣共通感染症に、ヒト、動物、環境の各分野が連携して対応する「ワンヘルス・アプローチ」について調査する特別委の設置も提案した。

 このほか、共産党(1人)は若者の県外流出とジェンダーギャップ解消に関する特別委の設置を要請。草莽(4人)、公明党(2人)、草の根運動いが(1人)からの提案はなかった。

 県議会は昨年度、食料自給総合対策調査特別委(12人)を設置していた。代表者会議は13日にも新たに設置する特別委を決める見通し。本会議での議決を経て設置が正式に決まる。