昭和の日本を代表する洋画家・脇田和(わきた かず)と彫刻家・佐藤忠良(さとう ちゅうりょう)が手がけた子どもをモチーフにした作品の展覧会が県立美術館で始まりました。

県立美術館で開かれた展覧会には子供をテーマにした作品を数多く残した洋画家・脇田和(わきた かず)と彫刻家・佐藤忠良(さとう ちゅうりょう)の絵画や銅像などおよそ100点が展示されています。

脇田和(わきた かず)は1908年生まれ。

子供や鳥、花など身近なモチーフを多彩な色で描く画風で昭和の洋画壇をけん引しました。

脇田家が前田家の藩士だった縁から9年前、脇田美術館から317点の作品が県立美術館に寄贈され今回の展覧会が実現しました。

一方、脇田と親交が深かった彫刻家・佐藤忠良(さとう ちゅうりょう)は基本に忠実な造形でありながら躍動感がある肉付けが評価されています。

この作品は友人の娘をモデルにした作品で子供の瞬間的な動きを生き生きと表現しています。

また、ふたりは絵本も数多く手がけていて「おだんごぱん」や「おおきなかぶ」、「三びきのこぶた」など名作の原画を見ることができます。

この展覧会は5月26日まで県立美術館で開かれています。