生成AIが急速に進化を遂げています。企業や自治体で業務効率化を目指して導入する動きが広がるほか、使い方をマスターしようと独学するビジネスパーソンも増えています。

 ITmedia ビジネスオンラインでは、ITジャーナリストの酒井麻里子氏が対話型AIの使い方を紹介する連載「その悩み、生成AIが解決」をスタートしました。今回は、連載の中で特に読まれたヒット記事3本を紹介します。

●「Claude 3」と「ChatGPT」はこう使い分けるべし

 米OpenAIの「ChatGPT」を超える精度を持つとして話題をさらった米Anthropic(アンソロピック)の「Claude 3」。両者を使い込んでみると、それぞれの強みと弱みが見えてきたという。

 長いメールやスピーチの原案のように、語彙力の高さや言葉選びの美しさなどが求められる用途にはClaude 3が適する一方で、情報を整理して分かりやすくまとめる点ではChatGPTが強みを発揮する――。双方の得意分野を生かすことで、より高度な出力結果を得られるようになるという。

●Excelの関数が知りたい プロンプトどう記入すればいい?

 異動先で前任者が作成したExcel資料を引き継いだものの、使われている関数の意味が分からない……。そんなとき、ChatGPTが大いに役に立つという。

 自身が知りたいことをプロンプトのルールを押さえた上で投げかければ、各列で行っている操作や使われている関数の意味を丁寧に教えてくれる。

●業務スケジュールを改善したい ChatGPTに相談してみる

 部署内の業務に無駄が多いと感じたとき、ChatGPTに業務フローの見直しを相談してみると、ヒントが得られるかもしれない。

 1日のタイムスケジュールを単にプロンプトに記入するだけではなく、そこでどんな無駄が発生し、何に困っているのかといった課題も具体的に記載することで、提示される解決策もより具体的になるという。

 今回紹介したようなテクニックを活用すれば、普段の業務がよりラクにこなせるかもしれない。ぜひチャレンジしてみてほしい。