無人決済店舗システムを提供するTOUCH TO GO(TTG、東京都港区)は5月13日、丸の内二丁目ビル(東京都千代田区)に、無人コンビニをオープンしたと発表した。

 店舗にはTTGの無人決済システム「TTG-SENSE MICRO」を導入。カメラとセンサーによって客が手に取った商品を認識し、レジに並ぶことなく会計が完了する仕組みだ。

 無人コンビニは、同ビルに新設する店舗従業員用休憩室内に設置した。従業員満足度を向上させる取り組みの一環で、三菱地所グループとTTGの初協業となる。

 同ビルの運営管理を行う三菱地所プロパティマネジメントが休憩室を設置するにあたり、従業員を対象に調査したところ「休憩室内にコンビニがほしい」という声が多かったことから、無人コンビニを導入することになった。

 TTGによる無人決済店舗が登場したのは、2020年3月のこと。JR山手線の新駅「高輪ゲートウェイ駅」構内に「TOUCH TO GO」がオープンし、丸の内二丁目ビルでの出店は直営店として2店舗目となる。商品の発注・品出し・金銭の管理など運営コストを削減できるだけでなく、利便性向上にもつながるとしている。