ジーユー(東京都江東区)は今秋、ブランド初の海外旗艦店「ジーユー ソーホー ニューヨーク店」とオンラインストアをオープンする。多様な文化、価値観、ライフスタイルを持つ人々が集うニューヨーク・ソーホーへの出店で、グローバルファッションブランドとして事業拡大を目指す。

 同店舗は、ニューヨーク・ソーホーのメインストリートに位置し、売場面積約950平方メートルの2階建てとなる。ウィメンズとメンズのウエアに加え、シューズ、バッグ、アクセサリーのグッズを含めたトレンド商品をラインアップし、世界に向けてジーユーのブランドコンセプトや最新の情報を発信するショーケースのような店舗とする予定だ。

 また、オンラインストアを店舗と同様の品ぞろえで開設し、米国全土からの注文に対応する。現在営業中のポップアップストアは今夏に閉店するとしている。

 姉妹ブランドであるユニクロは、現在北米に72店舗を展開(2月時点)。ジーユーの柚木治社長は「2006年にユニクロの姉妹ブランドとして誕生したジーユーは、現在、日本を中心にアジアで約470店舗を展開しており、アジア圏以外での正式出店は初めてとなる。今後は現地でデザイナーやパタンナーなどの人材の採用を強化し、商品開発拠点としての基盤作りを推し進め、さらなる事業拡大を目指す」とコメントしている。