『トークィーンズ』(フジテレビ系)や『上田と女が吠える夜』(日本テレビ系)が人気を集めるなど、テレビ界に欠かせない「女性芸人」。

M Dataが公表した、男女別の2023年TV番組出演数ランキングの上位には、NHK連続テレビ小説『らんまん』のヒロインを務めていた6位の浜辺美波(23)を抑え、5位にフワちゃん、3位に3時のヒロイン・福田麻貴(35)など若手女性芸人がランクインしている。

とはいえ唯一無二の個性的なキャラが特徴の芸人が多いゆえ、出演数が増えてくるとその分反感を買ってしまうことも。そこで本誌は、M Dataが公表したTV番組出演数が多い女性芸人トップ20を対象に、「テレビで見たくない」「テレビで見たい」と思う女性芸人を調査した。今回は、「見たくない」女性芸人を発表する。

まず3位に選ばれたのは、やす子(25)。

’21年の年明けに放送された『おもしろ荘』(日本テレビ系)への出演を皮切りに、数々のバラエティ番組に出演。’24年1月には『ぐるぐるナインティナイン』(日本テレビ系)内の人気企画「グルメチキンレース・ゴチになります!」の新レギュラーメンバーに就任するなど、人気タレントの仲間入りを果たした。元自衛官という経歴とほんわかとした話し方のギャップが注目を集め、オリコンニュースの「2023年ブレイク芸人ランキング」で年間でも1位を獲得。

昨年多くの番組出演を果たしたやす子。純粋に見たくないというよりは、「この頃テレビにですぎだと思う」「見たくないというか、沢山出過ぎなので、身体のためにも休んだ方がいいと思う」と体調を心配する声が多く寄せられた。

同率3位に、ぼる塾のきりやはるか(29)の名も挙がった。もともと、きりやはるか、あんり、田辺智加、酒寄希望の4人組だったが、’19年に酒寄が産休・育休に入り3人体制に。昨年行われた『女芸人No.1決定戦 THE W 2023』(日本テレビ系)ではテレビで4人体制を初披露した。

’23年の出演数では、あんり186回、田辺183回に対し142回だったきりや。ツッコミが得意なあんりや、田辺さんの「まぁね〜」のような、わかりやすい持ちネタがないことや、どうしても二人に比べて印象が弱くなってしまうせいからか、「面白さが分からない」「面白く無い」といった率直なコメントが寄せられた。

続いて2位に選ばれたのは、お団子のような大きなツインテールがトレードマークのニッチェ・江上敬子(39)。

『お笑いハーベスト大賞』『NHK新人演芸大賞』の受賞経験もある実力派。現在の活動は『王様のブランチ』(TBS系)や『ノンストップ!』(フジテレビ系)のレギュラー出演が中心となっている。

番組内で“ガヤ芸人”としてツッコミを行っているからか、「少し下品に感じる」「うるさいから」「疲れる」と感じる人が多かったよう。また、2児の母となった今の”お母ちゃんキャラ”がハマらない人もいたようで「面白くない」「感性が合わない」という意見が寄せられていた。

そしてニッチェ・江上に得票数で圧倒的な差をつけて、1位に選ばれたのは、4月から海外移住するフワちゃん。

テレビタレントに転身したYouTuberの先駆け的な存在であり、今やレギュラー番組を4本抱える売れっ子の一人。今年3月まで『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)の月曜レギュラーとして活躍し、初対面のタレントや大御所芸人にも友達のように接する、唯一無二のキャラを確立した。

そういった側面が人気を集めたとはいえど、遅刻やタメ口は共演者からたびたび注意を受けており、関係者への態度の悪さが原因でかつて事務所を解雇になったと本人も語っている。改善の兆しはあるものの、無礼な振る舞いに反感を覚える人は多いようで、「見ていて不快」という意見が多く寄せられた。

「下品でガサツで常識知らずだから」 「言動が不愉快で、常識とデリカシーがない」 「発言内容に共感ができず、ただうるさいだけだから」 「全く面白くない。声が無駄に大きいし見た目も好きではない。他者への言葉遣いも気になるから」

普段の言動から軽率な印象を持たれがちだが、語学に堪能であったりプロレスデビューを果たしたりするなど、マルチな才能を持っているのも事実。そういった才能を惜しく思う人も多いようで、「自分に無理をしている感じがして、見ていて疲れる時がある。もっと自然体でいいのではないかと思います」「ちょっとウザイ…素はキレイなんだから、そういう魅力を出していけばいいと思う」と“素直な面を見たい”という声もあった。

個性を出すために“キャラ”を作るのは大事だが、行き過ぎると不快に感じる人が多いようだ。