ネット上で波紋を呼んだ、都内の高級寿司店を訪れた女性と店主によるトラブル。1月19日にXに投稿された女性の投稿によると、他の客から差し入れされたワインを店主が自身の目の前に置いたため、二日酔いだった女性は反対側に置いてもらうよう依頼。すると、店主は不機嫌になり、退店する際に女性が「こんなお寿司屋さん初めて」と口にすると、店主から殴られそうになったという。投稿には、怒りの形相で身を乗り出して弟子に止められる店主の写真も添えられていた。

この投稿はたちまち拡散され、SNS上では「店主と女性どちらが悪いのか」の大論争に。双方に誹謗中傷が寄せられることとなり、1月23日に配信された「NEWSポストセブン」の記事によると、店主は弁護士に相談するという事態にまで発展しているという。

そして、この件に関連して、SNS上ではかつて飲食店で受けた酷いサービスについてと告白する女性が相次ぐことに。そのなかでも1月22日にある女性が投稿した、神奈川県・箱根のある高級宿泊施設での体験談が話題を呼んでいる。

投稿によると、男女数人でその宿泊施設を訪れたときの出来事。夕食の際にステーキが提供されたが、男性の皿には普通のステーキカットが盛られていたが、その女性の皿には“切れ端”のような肉ばかりで、枚数も少なかったというのだ。そして、女性はこのことに不快感を覚え、さらに食事以外のサービスについても不満を抱いていたことを明かした。

女性があわせて添付した写真には、実際のステーキの様子が。通常の量とされる男性の皿の写真がないため比較はできないが、確かに肉の大きさにばらつきがあり、切れ端のように見えるカット肉があった。

この投稿はSNS上で大きな話題を呼び、《ひどい…同じ値段払ってるのに》《そんな事あるんですか!?酷すぎる…》と批判が殺到。

女性は宿泊施設名を明かさなかったが、写真に写っていた皿の形などから施設名を特定するユーザーが。SNS上では、その施設が名指しで批判を受け、「もう二度といかない」などと批判を浴びせられる事態にまで発展した。

そこで本誌は、Xで名前が挙げられていた宿泊施設に問い合わせ、担当者に話を聞いた。

担当者によると、今回Xで話題になったことで少なからず反響が寄せられており「1月25日18:00時点で、今回のTwitterの投稿に関連すると思われるお問い合わせを、ホテル宛に12件頂戴しております」と明かした。

しかし、女性が訴えた“女性にだけ切れ端を提供する”ようなサービスを行っているかについて尋ねると、「弊社ホテルでは、運営スタッフに対してそのような指導は一切行ってはおりません」と断言。

いっぽうで、サービスの方針について「ご滞在中のすべてのお客様にご満足いただけるような対応を、従業員一同日頃より心がけております」と説明した上で、「もしご指摘のあったお客様が、当館でのご滞在を楽しみにされていた中でご不快に思われたのでしたら大変申し訳なく思っております」と謝罪もしていた。

最後に担当者は「今後、より一層質の高いサービスを提供してまいりたいと考えております」と結んだ。