淡路ファームパークイングランドの丘(南あわじ市)で去年7月に誕生したコアラの赤ちゃんの愛称が、「ナギ」に決まり、14日発表された。

 淡路ファームパークイングランドの丘では、去年(令和5年)7月31日にコアラの赤ちゃん(父・ピーター、母・ウミ)が誕生し、その愛称を今年2月から3月に募集した。7848通の応募があり、同園の飼育担当スタッフが協議を重ね、愛称を「ナギ」に決定した。

 ナギは漢字で書くと「凪=風がやんで海面が静かになった様子」を表す。また淡路島が海に囲まれていること、母親の愛称がウミであること、夏生まれであることに関連する愛称であったことに加え、凪ぐは「なごやか」と語源が同じで、「波の立たない穏やかな一生を過ごしてほしい」と言う願いなどが込められている。とはいえ「今のところ、活発でおてんばな性格が垣間見えている。今後どんな成長をしていくのか楽しみです」と同園の飼育スタッフは話す。また「今回、ウミ(母親)の子育てを見守ってきたが、普段とはちがう母としての顔を見ることができ感慨深いものがありました。少し気が早いですが将来ナギにもウミのような優しいお母さんになってもらいたいと思っています」と期待を寄せた。

 ナギは、母親のウミとともに一般公開されているが、タイミングによってはウミの陰に隠れていることもあるという。