レッドブルのペレス、失意の5位「金曜日から、ロングランに苦労していた」 フロアのダメージも悪影響……フェラーリやマクラーレンに敵わず
ペレスは予選3番手となったものの、アタック中のニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)を妨害したとして3グリッド降格。6番グリッドからのレースとなった。
しかしその後は思うようにペースが上がらず、結局5位でフィニッシュするのが精一杯だった。
「僕らにとって理想的な週末ではなかったと思う」
そうペレスは語った。
「金曜日以来、僕らはロングランにかなり苦労した。土曜日に向けて様々な解決策や妥協点を試したけど、完全に対処することはできなかったんだ」
決勝でも、バランスに大いに苦しんだようだ。
「最初のスティントでは、バランスがすごくニュートラルで、リヤのグリップが全くなく、リヤタイヤを完全に破壊してしまった。次のスティントでは、フロントタイヤを完全に壊してしまった」
「良いバランスではなかったし、タイヤのデグラデーションもあってちょっと生き残るだけのようなレースになってしまった。フェラーリやマクラーレンには敵わなかった。グリッド降格ペナルティも、僕らにダメージを与えた」
「今日はコースが合わなかったんだと思う。日本に行った時には、トップに戻れることを願っている」
なおチームのクリスチャン・ホーナー代表によれば、ペレスはフロアにダメージを抱えていたようだ。
「チェコはフロアにダメージを負い、床下でダウンフォースを失ってしまった。それでタイヤに負担がかかるようになってしまった。これは、我々にとっては本当に珍しいことだ」
「今回のレースから、理解できることはたくさんある。しかしいつもよりも少ない成果しか得られず、ここを離れるのは残念だ」
ホーナー代表はそう語りつつ、勝ったフェラーリのカルロス・サインツJr.を賞賛した。
「手術から復帰戦で、あのような走りを見せたカルロスには、大いに敬意を表したい。彼とフェラーリは、素晴らしいパフォーマンスだった。彼らはチャンスを活かし、それに値する結果を手にしたと思う」