MotoGPの商業権を持つドルナ・スポーツのチーフ・コマーシャル・オフィサーであるダン・ロッソモンドは、11月にMotoGPの新しいロゴをお披露目する予定であることをmotorsport.comに明かした。

 F1のオーナーでもあるリバティ・メディアは、年内にドルナの株式を86%買収する予定だが、このロゴ刷新は買収とは無関係。ドルナ・スポーツは昨年からブランド・アイデンティティの刷新と新ロゴの導入を検討してきたのだ。そしてそのドルナは、2月にカタールで行なわれたプレシーズンテストで、計画を各チームに伝えたようだ。

 スペインGPが開催されているヘレスで、motorsport.comの独占インタビューに応じたロッソモンドは、次のように語った。

「この刷新は何よりも、自分たちが何者であるか、そして自分たちをどう表現するかを示している」

「2週間前にオースティンで見たように、MotoGPは素晴らしいスペクタクルを持っている。そうした形で、自分たちを世界にアピールしたいんだ」

「我々のレースが信じられないほど素晴らしいというのは、大きな幸運だ。それを説明し、示さなければならない」

「これはグローバルなアクションであり、さまざまな分野をカバーするものだ。ファンへの接し方から、パートナー、顧客との関係まで。我々はより一貫したメッセージにしたいんだ」

「我々のスポーツはスピードに根ざしている。革新的で技術的に進んでおり、ライダーは非常に勇敢で度胸がある」

 ドルナの幹部は、2007年から使われている現在のロゴを一新するインパクトをあまり重く捉えていないが、一般の人々にとっては最も重要な変更のひとつであることは明らかだ。

 CCOとして影響力のある分野で様々な改革を実施してきたロッソモンドは、「ロゴは新しくなるが、私にとってそれは全体の中で最も魅力的ではない部分だと言える」と付け加えた。

「注目すべきは、その背後にある戦略だ。新ロゴを好きな人もいれば、嫌う人もいるだろう。我々はすでにそれを知っている